2022/03/13 21:43

2021年、「ぎゅっと君を知っていますか? 使っている方は感想をお願いします」と、会員の皆さんに募り、いただいたご回答を『いのちの田圃』251号でご紹介しました。
使っている方に、ぎゅっと君の良さをいろんな角度から書いてくださいました。この自助療法の心強い味方を、もっともっと皆さんにお知らせしなきゃと思っていたところ、遅れて素敵な感想が…。ぎゅっと♡君、もっともっとたくさんの人の手助けにな~れ!

私とぎゅっと♡君とのお付き合い ☆〈治ったさん〉 市川功子さん

ガン患研入会当初(2010年)はまだぎゅっと♡君の発売はなく手絞りでした。
全身生姜罨法用の基本セットを購入し、『治る力』のテキスト・DVDを見ながら試したものの温かさが思うほど持続せず「あれっ?」という感じで、至福の時間とまでは言えない感じでした。

絞り方の問題かなと思ったものの力がない上に、軍手に耐油性のゴム手袋Lサイズを重ねているので、とても絞りにくく何本も繰り返すと手首が腱鞘炎になりそうでした。
さらに、絞ったタオルの熱を内側に閉じ込めるために、素手で叩くのですが凄く熱くてアチチッとなるので、叩き方が中途半端になっていました。 

その後、手当て実習会に参加して、やはりタオルの絞り方に問題があると分かりました。
すぐ冷めるのも叩く時に熱過ぎるのも絞り方が甘いのが原因でした。
大石先生が絞ったタオルは投げても形が崩れず、自分のそれは崩れてしまいます。 
実習会で二人ペアを組んで互いに全身生姜罨法をやった時は本当に気持ちよく夢心地で、ポイントを押さえるとこれ程違うのだと実感しました。
余談ですが実習会を終えて帰宅した夜に見た夢は、美しい墨絵で描かれた風景画のようなものが万華鏡のように次から次へと現れて、「こんな夢、初めて見た!」と感激しました。
きっと手当てによって心と体の硬さがほぐれて夢のような夢!を見たと思っています。

以後11枚ではひとり全身生姜罨法には足りず、自作のタオルを加え、冷えの強い足やお腹、外に出ている顔などは二重・三重にと、その時々の状態で工夫をしてようやく自分らしい手当てができるようになりました。

ぎゅっと♡君が発売された当初は、手絞りのコツも分かり慣れてきていたし、それなりのお値段がするので注文を躊躇しましたが、少し経ってやはり使ってみようと思い購入。

早速使ってみると、利用する人の使い勝手という点で徹底した配慮・工夫が施されていることに驚きました。開発は試行錯誤を繰り返し、長い時間を要したというのもうなずけます。

手絞りからぎゅっと♡君に変えた事により改善された点を挙げてみます。
・まず、絞り具合の調節機能があるので絞り方が甘くなる心配が解消された。
・しっかり絞れるのでタオルを叩く時も熱すぎない。
・手絞りの手首を痛める心配無用。
・ホルダー付きなので生姜・ビワエキス・塩の入った熱いお湯からも簡単に引き上げ可能。
・一本一本手で絞る必要がない!という解放感から全身生姜罨法が面倒なものではなくなる。

これらのことから、ぎゅっと♡君はガン治しの大きな力となりました。

治った今でもキッチンの横にコンロとぎゅっと♡君と中鍋をセットしてすぐに使える状態にしています。今は全身ではなくもっぱら、腹部や背部周り・膝や足・首や肩など気になる部分を繰り返し温める事が多いです。 一段落したからと押し入れ等の見えない所にしまうのはもったいないですから。
ちょっとした不調や痛みなど生姜罨法で緩和することも多いので、ぜひ近くに置いて活用して欲しいと思います。ぎゅっと♡君はガンが治った後も強い味方でいてくれます。